栗東・平田修 厩舎
■ 調教状況 ■ ジーワンサラブレッドクラブ公式ホームページより ■ 募集カタログコメント／１７年募集 母はその競走成績のみならず、牡馬も顔負けの逞しい馬体の持ち主で、本馬も兄姉同様に節々の造りが大きく、馬格にも恵まれました。黄金色に輝くシルエットは、１歳馬とは思えぬほど高い完成度を誇り、堂々とした立ち姿からは威圧的な雰囲気さえも感じさせます。常に活力に満ちあふれ、放牧地ではダイナミックなフットワークを披露しています。春の訪れとともに運動量が一段と増え、首差しや肩周りの筋肉に厚みが出ることで、逞しさや力強さに磨きがかかってきました。近年注目が集まる南米系トップ牝馬が送り出す最上級の素材には、もちろん世代をリードする活躍が期待されます。
レディシャツィの１６
牡馬・栗毛・２０１６年２月６日生れ（栗東・平田修)
生産：白老ファーム・繋養：追分ファーム 全４０口●総額３，６００万円
馬名：レイズアフラッグ
英名：Raise a Flag（英語)
由来：「旗を掲げる」の意。父系より連想。
キングカメハメハ
2001 鹿毛Kingmambo
キングマンボ
1990 鹿毛Mr. Prospector Raise a Native Gold Digger Miesque Nureyev Pasadoble Manfath
*マンファス
1991 黒鹿*ラストタイクーン *トライマイベスト Mill Princess Pilot Bird Blakeney The Dancer Lady Shatzi
*レディシャツィ
2005 鹿毛プライヴェイトリーヘルド
Privately Held
1994 鹿毛Private Account Damascus Numbered Account Aviance Northfields Minnie Hauk シャツィ
Shatzi
1996 鹿毛Septieme Ciel Seattle Slew Maximova Trusted Company Secretariat *スタースヌープ( 3)
母の父：
プライヴェイトリー ヘルド Privately Heldは米国産,北米８勝。
主な産駒：*レディシャツィ(ペルー ダービー-ＧT),ニエト ミレヨ(ペルー ダービー-ＧT),
インテルオセアニコ(ペルー ジョッキー クラブ賞-ＧT・２回),アランサ(パンプローナ賞-ＧT),
シェレサダ(パンプローナ賞-ＧT)。
【ＢＭＳ：主な産駒】*クリエイターU(ベルモントＳ-ＧT,アーカンソー ダービー-ＧT)
母：
*レディシャツィ Lady Shatzi(05 Privately Held)ペルー産,ペルー年度代表馬,ペルー３歳牝馬チャンピオン,
ペルー７勝,ペルー ダービー-ＧT(Ｄ2400ｍ),ペルー オークス-ＧT(Ｄ2000ｍ),ペルー ジョッキー クラブ賞-ＧT(Ｄ2400ｍ),
インデペンデンシア賞-ＧU(Ｄ2400ｍ),ClasicoRoberto Alvarez Calderon Granados-L(Ｄ1300ｍ),
Clasico FelipePardo y Barreda-L(芝2000ｍ)。産駒
ドナアブディアス(14 牡 鹿 ディープインパクト)入着,現役
パルクデラモール(15 牝 鹿 ディープインパクト)未出走
祖母：
シャツィ Shatzi(96 Septieme Ciel)ペルー１戦。産駒
パカタン Pacatan(牡 Privately Held)ペルー２勝
３代母：
トラスティド カンパニー Trusted Company(89 Secretariat)北米１戦。産駒
シーズアスモーキン Shesasmokin：北米１勝,Maid of the Mist S３着。産駒
アンクル スモーキー Uncle Smokey：北米２勝,Sweet Envoy S２着,Great White Way S３着,Undaunted Mettle S３着
４代母：
*スタースヌープ Star Snoop(80 Stage Door Johnny)米国産,北米３勝,My Charmer S３着。産駒
スターズ オール アラウンド Stars all Around：北米９勝
５代母：
ノージー ボディ Nosey Body(63 Tom Fool)北米１勝。産駒
カラー ミー ブルー Color Me Blue：北米７勝,Pan Zareta H(２回),Fair Grounds Oaks２着,Furl Sail H２着
チョップ イット アップ Chop It Up：北米入着。産駒
インクレディブル エル エス Incredible L. S.：北米20勝,President'sCup H-L,President's Cup H(３回),Labor Day S
ブリッグ チョップ Brig Chop：英伊11勝,Premio Certosa-L２着,メルトン賞-ＧU３着(２回),オメノーニ賞-G3４着
レイズアフラッグ 牡３（栗）平田修 本賞金 ￥０ 総賞金 ￥２００ (６戦 ０- ０- １- ０- １- ４) 出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 19/04/27 1新潟1 未勝利 ６ 団野大成 ５ 53▲ 芝2200 重 2.18.1 1.5 5- 4- 3 38.6 494 \0 19/04/06 1福島1 未勝利 ３ 団野大成 14 53▲ 芝2600 良 2.44.2 1.3 3- 6- 5 36.9 498 \1,300 19/03/10 1阪神6 未勝利 10 松若風馬 ４ 56 ダ1800 稍 1.58.4 3.7 2- 1- 3 42.0 508 \0 18/12/09 5阪神4 未勝利 ６ 松若風馬 ７ 55 芝2000 良 2.03.0 0.6 2- 2- 2 36.4 500 \0 18/11/18 5京都6 未勝利 ６ 松山弘平 ２ 55 ダ1800 良 1.55.8 2.2 6- 5- 5 39.6 500 \0 18/10/27 4京都8 新馬 ５ 松山弘平 ５ 55 芝2000 稍 2.06.0 0.9 4- 3- 4 36.7 504 \700
■ 19/04/27 新潟 未勝利 4月27日(土)新潟･芝2200ｍ戦に53kg▲団野騎手で出走し、馬体重は前走から-4kgの494kgでした。 レースでは、五分のスタートを決めると、枠なりに位置を取れるかと思われましたが、他馬も速く、中団のポジションに。1コーナーに入るところで少しゴチャつくような場面がありましたが、すぐに立て直し、向正面は5番手をスムーズに追走。3･4コーナーでも軽く促しながら、先頭を射程に捉えて直線を向きました。しかしすぐに、馬場の外めから脚を伸ばしたライバルに一気に交わされてしまいました。そこからも馬場の内めで伸びを欠き、最後は勝ち馬から1.5秒差の6着で入線しています。 「馬場が悪いのをそこまで気にしている感じはありませんでしたが、今日はこの馬自身の走りができませんでした。エンジンの掛かりが遅いことは前走乗ったことで分かってはいましたが、勝負どころの内で狭くなるようなところがあり、前が詰まる形となってしまいました。その場面がスムーズならばもう少し前進できていたと思います。申し訳ございませんでした」(団野騎手) 「今日はスムーズさを欠いてしまいましたし、道悪もあまり良くはなかったのでしょう。北海道で芝の長距離戦が組まれていますので、今後はその辺りも視野に入れていきます」(平田調教師) ※なお、レース後は競馬場から直接山元TCへ放牧に出ています。 ■ 19/04/06 福島 未勝利 4月6日(土)福島･芝2600ｍ戦に53kg▲団野騎手で出走し、馬体重は前走から-10kgの498kgでした。 レースでは、まずまずのスタート。促して前の位置を取りに行きました。3･4番手で落ち着き、最初のコーナーを回りホームストレッチへ。インコースに潜って3番手を追走しました。1･2コーナーも折り合いを欠くことなくカーブしてふたたび向正面。残り1000ｍを過ぎ、他馬がペースアップしたタイミングで少しポジションを下げました。3コーナーで気合いを入れられると、外めに出してから進出を開始。直線では叱咤に応えて脚を伸ばしました。上位2頭には離されてしまったものの、勝ち馬から1.3秒差の3着と、14番人気の低評価を覆す好走を見せています。 「前走で松若騎手が積極的に出して行く競馬をしたことが良かったのか、楽に前めにつけることができました。3・4コーナーの勝負どころで他馬に囲まれた位置にいたため、自分で動けるような感じではなかったのですが、スペースが空いて促すとしっかりと反応し、最後まで脚を使ってくれました」(団野騎手) 「ダートのレースなどを使ってきましたが、芝の長丁場という特殊な条件で良さが出ましたね。よく頑張ってくれたと思います。調教からビシっと追って、上向きそうな手応えは掴んでいました。体が絞れたのも良かったのでしょう。今後は番組を見ながら、芝の長めのレースに出走させたいと考えています」(平田調教師) ■ 19/03/10 阪神 未勝利 3月10日(日)阪神･ダート1800ｍ戦に56kg松若騎手で出走し、馬体重は前走から+8kgの508kgでした。 レースでは、五分のスタートから気合いをつけて先行していきました。逃げ馬のすぐ外の2番手につけて1･2コーナーをカーブ。向正面で一旦ハナを奪うも、内のライバルが抵抗し再び2番手へ。3コーナー過ぎから再度ハナを奪い返しましたが、外のライバルの楽なペースアップについていくことができず、直線に入る頃には5番手あたりまで後退。その後も全く余力なく、最後は勝ち馬から3.7秒差の10着で入線しています。 「切れる脚がないので、ダートで前進できるかと思いましたが、今回の内容を見ると芝の方が良いのかもしれません。スタートから出していきましたが、軽くハミに乗っかる程度で、行きたがるような感じはなく、折り合いは大丈夫でした。ペース的にも速くはなかったですが、極端に遅くすると切れ味勝負になるので、ある程度流して行きましたが、それでも許容範囲のペースでした。ただ、最後はバタバタになってしまいました。状態面に関しては少し気が入っているくらいで、大きな問題はありません。久々ですし、使いながら良くなってきて欲しいです。距離的には1800〜2000ｍくらいが合っているでしょう」(松若騎手) ■ 18/12/09 阪神 未勝利 12月9日(日)阪神･芝2000ｍ戦に55kg松若騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの500kgでした。 レースでは、好ダッシュを決め、促して前へ。2番手まで上がってホームストレッチを通過し、1･2コーナーを回っていきました。道中も同じポジションでじっくり追走。3コーナーから逃げ馬との差を詰めにかかり、4コーナーで鞍上の手が動きました。直線を迎えてゴーサインが出たものの、先頭に立つことはできず、脚がなくなって徐々に後退。勝ち馬からは0.6秒差の6着で入線しています。 「ゲートをしっかり出て、いいポジションで競馬ができました。最後もけっしてバテてはいないものの、現状はワンペースの脚ですから、決め手がある馬との追い比べになると分が悪かったですね。体にもまだ少し重さがある感じですし、使いながら素軽さが増してくれば、もっとやれると思います」(松若騎手) ■ 18/11/18 京都 未勝利 11月18日(日)京都･ダート1800ｍ戦に55kg松山騎手で出走し、馬体重は前走から-4の500kgでした。 レースでは、ゲートで少しソワソワしていましたが、タイミングを合わせて、五分のスタートを切りました。テンは押して先行。道中は5･6番手のインを追走し、3コーナーで外めに出して、鞍上が促しながらポジションを上げていきました。直線での差し切りを期待しましたが、残念ながら目立った伸びは見られず、ジリジリとした脚色で、追い上げ切ることができませんでした。最後は勝ち馬から2.2秒差の6着で入線しています。 「スタートから押していって、好位にはつけられました。ただ、前が強くて、トモのパワーがひと息なので、ダラーッとした走りになってました。デビュー戦でもそうでしたが、追っ付けつつの追走になってしまいます。ビュンと切れる感じではないので、ダートで良さが出るかなと期待してました。しかし、思ったほどの変わり身はありませんでした。それでも、どちらかと言うと、ダートの方が走りが良くなってくる気がします。真面目には走っているのですが、まだ幼いところがあります。使いながら競馬を覚えていけば、もっと良くなるはずです」(松山騎手) 「ダートでさらに前進を狙っていたので、残念です。結果だけでいくと、デビュー戦の芝の方が良かったということになりますが、新馬戦のペースとはまた違ってくるので、一概には判断できないでしょう。今日は前半のポジションとりもなかなか厳しいものがありました。あそこで、砂を被っても止めていませんし、ジョッキーの感触でも、ダートの走りそのものは問題ないとのことでした。次もダート戦で、経験を積ますことで考えていきましょう」(平田調教師) ■ 18/10/27 京都 新馬 10月27日(土)京都･新馬戦(芝2000ｍ)に55kg松山騎手で出走･デビューし、馬体重は504kgでした。 レースでは、ほぼ五分のスタートを決め、前半は9頭立ての4･5番手を追走。3コーナー手前から鞍上が促しつつ、一旦3番手までポジションを上げました。4コーナーで、少し遅れをとったものの、直線ではもう一度盛り返す脚を見せ、懸命に食らいついていきましたが、最後は若干内にモタれるところもあり、5着での入線となりました。勝ち馬とのタイム差は0.9秒でした。 「調教で跨ったときよりも、実戦での走りの方が良かったです。使いつつもっと変わってきそうですね。芝の感触も悪くありませんでしたが、ワンペースなところがあるので、ダートの方が合うかもしれません」(松山騎手) 「キレ味という部分では見劣りますが、ジリジリとしぶとく伸びてはいました。デビュー戦としては悪くない内容だったと思います。早めから鞍上が押してましたが、気合をつける程度で、無理をさせてまで動かしていたという訳ではありませんでした。直線で、少し内にモタれましたが、若さを見せてのもので、苦しくなってはいませんでした。調教でなかなか時計が詰まってこなかったものの、スケール感はある馬です。経験積んで、もっと良くなってくるでしょう。夏負けも克服していまはコンディションも上向いているので、このまま次走へ向かうつもりです。ジョッキーからの進言もありましたし、ダートも視野に入れていきます」(平田調教師)
